検索
カテゴリ
なんだかいろいろ 九州最後の炭鉱「池島」よりKenichi Kojima 社会科見学に行こう! 見学に行ってきた。 葉隠れブログ [photolog] Photograph of social studies visit. zowawa. お世話になっています。 廃墟ディスカバリー 面白サイトリンク集 けやき食堂 JOE NISHIZAWA/西澤丞 ピロリにメールする 以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今市ダム&今市水力発電所に行ってきたよ。 最初に簡単に今市発電所のことについて説明しておこう。 今市発電所は栗山ダムと今市ダムの2つのダムを利用して発電している水力発電所なんよ。基本的には栗山ダムに水を貯めておいて、発電したい時に放水しその勢いでタービンを回して発電し、そしてその水を今市ダムに貯めて置くんよ。で、電気消費量の少ない深夜に電気を使って今市ダムの水をくみ上げ栗山ダムに貯めておくの。だからこの発電所(揚水式発電)は水を流したりくみ上げたりの繰り返し。 電気を使って水をくみ上げてしまっては意味無いじゃんって感じがするけど、電気は貯めることができないので、深夜の余ってる電気(例えば原子力発電は夜も止められない)を使って水を汲んで、必要な時に水を流し発電するんよ。ある意味電気を蓄えておくような考え方。 ちなみにこの今市発電所は世界でも最大級の純揚水式発電所なんだそうだ。 これが今市ダム。ダム正面からの写真が欲しかったんだけど、時間の関係で残念ながらその角度から写真をとることはできなかったよ。残念。 それにしてもエメラルドグリーンな水色。この日は天気があまり良くなくて山々にもやがかかっていたのだけどそれがかえって幻想的だったよ。 ダムの水門とトンネル。 このトンネルを抜けると東京電力の私道に入り今市発電所へ。 私道をしばらく行くと山にシャッターがついていて、それを開くと真っ暗なトンネルがあったよ。東電のおじさんが壁についているスイッチを点けるとパッと電気が灯りその様は圧巻だった。思わず見学者一同歓声を上げてしまたよ。そして、明かりがつき道があらわになったトンネルは映画アンダーグラウンドに出てきた地下トンネルみたいだった。大きな見学バスもゆうゆう通れるくらいの大きなトンネル。で、そんなトンネルを1Kmほど行き地下100mくらいのところにある発電所内部へ。 内部はガラんとした大きなスペース(推測では縦150メートル横30メートル高さ15メートルってところかな)。こんなに広いのはメンテナンス時に大きな部品をクレーンで吊り上げて分解するからだそうだ。 ちなみに写っているのは変圧器。 写真の先のほうに見える赤いのが発電機。で、この下に水車がついている。 この部屋の中の様子:http://pirori.org/ex/20049/suiryoku/1.wmv 何かわからないけど制御盤。それと奥に見えるのは油圧タンクだそうだ。 入水弁(名前失念)。ここでダムからの水をせき止めている。これが壊れたらこの施設は水浸しになってしまうかもしれないらしい。最重要。 タービン室の横にあったパイプ。何に使うのかはわからず。 タービン室内にあった計器やパイプ。上の写真のパイプと繋がってそうな気もする。 これが実際に発電するタービン。この日は発電していなかったので静かだったのだけど、発電している時は声など聞きとれないくらいうるさいらしい。 この部屋の様子:http://pirori.org/ex/20049/suiryoku/2.wmv 変圧器の一部。50万ボルトまで電圧を高めるのだそうだ。 パイプが太いのは絶縁のために電線のまわりに油が詰まっているらしい。 この部屋の様子http://pirori.org/ex/20049/suiryoku/3.wmv この発電所で発電された電気を地上に出すための通路。 こういう通路が600メートルほど続いているらしい。 最後に見せてもらったのはコントロールルーム。 この発電所は基本的には遠隔操作&自動操作が可能(普段は東京の新橋にある制御室で設定した数値を淡々と発電する)なので、このコントロールルームは通常は使われないとのこと。ここが使われるのは非常事態の時か、メンテナンス後の細かいチェックの時だけらしい。 コントロールルームにあった制御盤。表から見てもカッコいいけど、実はこの制御盤、横のドアから中を覗ける。今回写真は撮ってないけど、中の機械っぷりといったらこれまたヨダレもんでしたよハイ。 ってなことで、今市ダムと今市発電所をざっと紹介したよ。 ちなみにこの施設はTEPCO鬼怒川ランドに電話予約をすると見せてもらえるよ。モチロン見学料金はタダ。しかもTEPCO鬼怒川ランドから発電所までは東電のほうでクルマを用意してくれる。これは鬼怒川に行くのだったら見逃せない施設のひとつですよホント。特に発電所に行くまでの地下トンネルはお金を払ってでも見る価値あるっす! TEPCO鬼怒川ランド http://www.tepcokinugawa.com/ 住所:栃木県塩谷郡藤原町大字滝260 TEL:0288-76-2151 FAX:0288-76-2152 (ここに電話するとダム&発電所の見学を受け付けてくれる)
by yasagureko
| 2004-09-06 02:29
|
ファン申請 |
||